手や足や顔、場合によっては全身にひろがる皮膚のトラブル。一般的な皮膚トラブルといえば、皮膚の炎症、すなわち皮膚炎は、かゆみや腫れ、赤み、皮膚の乾燥や、ひび割れなど、主な症状があります。なかなか治ってくれない、治ったと思うとぶり返し、長期にわたって悩みのタネになりつづけます。
一口に皮膚炎といっても、いろいろな種類がありますが、アレルギー性の皮膚トラブルとしては、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎などが、よく知られます。
皮膚トラブルの原因はさまざま
皮膚は体中で最も大きな器官。大人では重さが3.6~4.5kg、面積が4帖の部屋と同じくらいの広さ(約6.7㎡)もあり、体の表面を覆うことで、環境に存在するあらゆる刺激から体内を守っています。
また、腎臓や大腸が体内の老廃物や毒素を排泄すると同様に、皮膚も排泄器官として働いています。このため、皮膚は内外からのあらゆる刺激によってさまざまなトラブルが発生してきます。
皮膚のトラブルが発生する要因はさまざまで、アレルギー反応、感染、刺激、自己免疫反応などが考えられます。それぞれ、簡単にみておきましょう。
アレルギー反応:
特定の食品、薬物、化粧品、接触物質(毒性植物、金属、染料など)に対する過敏反応で皮膚炎がひきおこされることがあります。
感染:
細菌、ウイルス、真菌などの病原体が皮膚に感染することで炎症がおこることがあります。
刺激:
強い摩擦、化学物質、紫外線などが皮膚に刺激を与え、炎症をひきおこすことがあります。
自己免疫反応:
免疫系が誤って正常な皮膚組織を攻撃することで、皮膚炎が発症することがあります。
こうしたことによってひきおこされる皮膚炎は、その種類によって症状や深刻度などが、異なります。
アレルギー性皮膚炎
皮膚炎は、さまざまな原因によってひきおこされる皮膚の炎症ですが、なかでもアレルギー性皮膚炎はよく知られています。
アレルギーとは、本来無害な物質(アレルゲン)に対して過剰な免疫反応がおこり、この過剰な免疫反応が身体のさまざまな場所で炎症をひきおこすもの。皮膚で反応がおこるのが、皮膚炎ですね。
特定の食品、アルコール、薬物、化粧品、接触物質(毒性植物、金属、染料など)、ダニやホコリ、カビ、そのほかの物質に対するアレルギー(過敏)反応が皮膚炎をひきおこします。また、紫外線や温度、湿度、汗なども皮膚の刺激や過敏反応をひきおこし、アレルギー性皮膚炎の症状を悪化させることがあります。
アレルギー性皮膚炎は、主にアトピー性皮膚炎と接触皮膚炎の2つの主要なタイプに分類されます。そのほかにも、蕁麻疹(じんましん)、アレルギー性角結膜炎、アレルギー性口唇炎などの種類があります。また、遅延型の食物アレルギーによって、皮膚のトラブルをおこすことも多いといえます。
遅延型食物アレルギーは、本人が自覚していないケースも多く、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎の悪化を招いている可能性も除外できません。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、遺伝的要因や環境要因、免疫系の異常などが組みあわさってひきおこされる慢性的な皮膚トラブル/皮膚炎で、乾燥した皮膚や激しいかゆみ、皮膚の赤みやひび割れなどの症状が特徴です。
アトピー性皮膚炎の発症のひき金は、気温の変化、暑い時、寒いとき、大気の乾燥、アレルギー物質との接触、風邪などの感染症などなど、さまざま。家族にアレルギー体質の人がいれば、アトピー性皮膚炎になる可能性も高いでしょう。
アトピー性皮膚炎の根底にストレスがあるといわれることもあります。この場合のストレスとは、精神的なストレスのみならず、睡眠不足や栄養素不足、さらには、さまざまな物質的ストレスもふくみます。ストレスが根本原因かは議論があるところですが、ストレスがアトピー性皮膚炎の悪化を招くことは確かでしょう。
◆胃酸不足、リーキーガット症候群
ストレスは、免疫力/免疫調整力を低下させますし、胃酸不足やリーキーガットの発生に関わり、アトピー性皮膚炎の発症や悪化につながります。
リーキーガット症候群は、皮膚炎のみならず、さまざまな原因不明の疾患にかかわっているとされます。リーキーガット症候群は、簡単にいうと、未消化物質や本来体内に取りこまれないはずの物質が、“漏れやすくなった腸”から血液中に入りこみ、アレルギー反応をおこし、さまざまな症状を発生させます。
リーガット症候群について詳しくは、下記の記事で確認してね。
【腸内環境の悪化で腸もれ⁉その体調不良、もしかしたらリーキーガット症候群】
◆遅延型食物アレルギーにより悪化
遅延型の食物アレルギー(後述)が、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させることを示唆する研究や臨床もあります。特定の食品に対するアレルギー反応がアトピー性皮膚炎の症状をひきおこすことがあるとされています。そのため、アトピー性皮膚炎をもつ人は、“隠れ”食物アレルギーを注意深く管理する必要があります。
これらのほかにも、カンジダ症(腸内でのカンジダ菌の異常発生)、δ6-デサチュラーゼの機能低下が関与していると考えられています。
カンジダ症はリーキーガットの発生要因です。
δ6-デサチュラーゼは、オメガ-3系の脂肪酸やγリノレン酸を抗炎作用のあるプロスタグランジンにかえる酵素。この酵素が働かないと、皮膚の炎症はおさまりません。食事からのこれら脂肪酸の摂取が不足していれば、当然ながら、この酵素は働けず、皮膚の炎症がつづくことに…。
接触性皮膚炎
接触皮膚炎は特定の物質に対する過敏反応/アレルギー反応によってひきおこされます。例えば、金属、染料、化粧品、洗剤などが原因となり、皮膚接触部分に炎症をおこします。接触皮膚炎の症状には、かゆみ、発疹、びらん、腫れなどがあります。
特定の物質に触れてすぐに反応がでれば、分かりやすいですし、その物質を遠ざけるようにすれば、それですみます。
ただ、金属アレルギーのような遅延型のアレルギーは、接触してから症状がでるまで、24時間以上かかるため、気づかないまま接触をつづけて過ごして、症状を悪化/慢性化させてしまうケースも多いといえます。
◆金属性アレルギーには2つのタイプ
金属は性質上、汗(胃酸)などで溶け出し(イオン化)し、金属成分が身体に入り、タンパク質と結合することでアレルゲンとなって、その拒否反応(アレルギー)が出現します。
・接触皮膚炎—アクセサリーや時計など、直接触れた金属によって、触れた部分と周囲に症状がでます。金属アレルギーの存在に一番気づきやすいのが、ピアスの穴あけ時。アクセサリーなどを身につけていなくて、化粧品やカラーコンタクトなどにも金属がつかわれていることも多いので、注意が必要です。
・全身性接触皮膚炎—歯科金属がとけて体内に吸収される、あるいは食事からの金属が腸からとりこまれてアレルギー性皮膚炎をおこすこともあります。皮膚炎のみならず、金属が接触する、胃腸の症状がでるケースもあります。
遅延型食物アレルギーによる皮膚炎
遅延型食物アレルギーが皮膚炎や湿疹の症状をひきおこすことも多々あります。遅延型の食物アレルギーは、摂取後6時間以上から数日後に症状があらわれるので、なにが原因で皮膚炎(あるいは、体調不良)のような症状が発生したのかを特定するのが、きわめて難しいので、厄介です。
知らぬまま、気づかぬまま、アレルゲンになるものを食べつづけていると、いくら治療しても皮膚の状態、あるいは体調が改善されず、原因不明で病院をわたり歩く羽目になります。
アレルギー反応をひきおこす代表的な食品としては、乳製品(カゼイン)、卵、小麦(グルテン)、大豆、ナッツ類などがあげられますが、アレルゲンになり得る食品は無限にあり、何がダメで、何ならOKなのか一人一人異なります。
遅延型の食物アレルギーで発生する症状は、人によって異なり、皮膚炎以外にも、消化器症状ほか、全身症状をひきおこします。
アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎ほか、アレルギー性皮膚炎が疑われるいかなる場合でも、その反応をおこしている“犯人”をつきとめ、まずそれを排除することを、考えなければなりません。
身体の内側からの改善をめざす
皮膚が赤くなったり、ブツブツと湿疹ができたり、かゆくて、かゆくてたまらないと、すぐに、かゆみ止め/抗炎症剤などを塗って、その場をしのいでいませんか?
かゆみは、かなりのストレスになりますし、炎症をおさえるのも大切なステップです。でも、根本原因にアプローチせず、薬にばかり頼っていたら、いつまでも健康な皮膚をとり戻すことはできません。それどころか、どんどん慢性化して、治りにくくなる可能性も!!
皮膚は、身体の外。でも、身体の内側を映しだす鏡でもあります。皮膚トラブル/皮膚炎の根本原因にピンポイントでアプローチするのは、難しいといわざるをえませんが、アレルギー性皮膚炎についてわかっていることを、総合的に考えていけば、健康的な皮膚をとりもどすことは夢でありません。少なくとも、現在の苦痛を和らげることにつながります。
ストレスケアで免疫の暴走を調整
アレルギー反応というのは、いってみれば免疫の暴走です。
免疫系は単独で働いているわけではありません。免疫系は、内分泌系と神経系によって補助され、また、制御されています。すなわち、免疫系--内分泌系--神経系のバランスによって、ホメオスタシス(恒常性)が維持されています。
にもかかわらず、免疫が暴走しはじめてしまうのは、なんらかの原因で、3者間のバランスがうまくとれなくなっているということ。このバランスを崩す最大の原因といってもいいのが、ストレスです。
ここでいうストレスとは、精神的なことばかりでなく、睡眠不足や栄養素不足、疲労ほか、温度や湿度、寒暖差、電磁波や有害物質のとり込みなど、身体にとってのあらゆるストレスを指します。
慢性的なストレスは、副腎の機能低下、胸腺の委縮、リンパ節の委縮などをもたらし、この結果、本来私たちの身体がもっている免疫力/免疫調整力を低下させてしまいます。
また、(抗)ストレスホルモンといわれるコルチゾールは、本来、抗炎症効果ももっているのですが、継続分泌により抵抗をもつようになり、炎症性のサイトカイン生産の上昇を招きます。つまり、皮膚の炎症をひどくしてしまうということ。ストレスは炎症を招き、その炎症は、さらなるストレスになりますから、悪循環。トラブルの解消は遠のきます。
さらに、ストレスは、多くの栄養素の消費を促します。そのため、免疫細胞づくりに支障がでる、免疫細胞の活性化や反応レベルの調整ほか、適切な免疫反応を妨げることにも…。生体バリアの維持も、適切な栄養素抜きではできません。
こうしたことから、アレルギー性の皮膚トラブル発生!となったら、アレルゲンをとり除くこととともに、ストレスケアにもしっかり目を向けることが大切です。
バリア機能を回復する
私たちの身体は、外の世界と身体の内側の世界が明確にわけられています。そして、外部環境からの刺激や病原体や異物の侵入を防ぐ役割を果たしているのが、バリア機能です。
アレルギー性皮膚炎と皮膚、腸、気管などのバリア機能の関係は重要です。これらのバリア機能が弱まると、アレルギー反応がひきおこされる可能性が高まるからです。
皮膚の場合、皮膚バリアは角質層とよばれる表皮の一部から構成されていて、外部刺激やアレルゲンの侵入を防ぐ役割を果たしています。皮膚のバリア機能が弱まると、アレルゲンが皮膚に侵入しやすくなり、アレルギー性皮膚炎の発症や症状の悪化をひきおこしてしまいます。
腸のバリア機能も非常に重要です。腸内の粘膜層や腸管上皮細胞が侵入する病原体、未消化物質や有害物質を阻止する役割を果たしています。
腸のバリア機能が弱まり、リーキーガットになると、腸内フローラの異常や食物アレルギーなどがひきおこされ、皮膚炎をはじめ、さまざまなアレルギー反応に悩まされることになります。
リーキーガットがあれば、その修復を考えていく必要がありますし、バリア機能の強化に必要な栄養素の摂取も必要になります。つまり、腸の健全性をとり戻すケアが必須です。皮膚と腸はつながっているのです。
活性酸素によるダメージを抑える
炎症があるところは、活性酸素が暴れまわります。炎症は治癒のための重要なステップであり、むやみにそれを抑え込むべきではないケースも多いのですが、問題になるのは活性酸素が多量に発生すること。
活性酸素は、体内の酸素が代謝される過程で生じる反応性の高い分子で、過剰に生成されると細胞や組織にダメージをあたえます。
活性酸素は、皮膚の細胞や繊維にダメージをあたえ、炎症反応を悪化させます。また、炎症をひきおこすサイトカインの産生を促進することが知られており、炎症反応を増幅させます。
したがって、アレルギー性皮膚炎の治療や管理において、活性酸素の生成を抑制すること、活性酸素によるダメージを最小限に抑えることが重視されます。
ビタミンA、C、Eなどの抗酸化物質は、活性酸素のスカベンジャー(お掃除役)として、皮膚の炎症やダメージを軽減するのに役立ってくれます。
皮膚トラブル/皮膚炎に効果的なサプリメントは?
皮膚トラブル/皮膚炎の原因や症状によって、どのようなサプリメントがベストなのかは異なります。しかし、どのような場合でも、適切な栄養素を補うことでの効果は、もっとも早く皮膚にあらわれます。
皮膚トラブルにはもちろん、どのような身体のトラブルにおいても、ベースとして、高タンパク食、ビタミンCとマルチビタミン&ミネラル(とくにビタミンB群、亜鉛などがしっかりふくまれているもの)の摂取は、治癒過程に有効に作用してくれます。
試してみたいサプリあれこれ
アレルギー性皮膚炎をはじめ、皮膚トラブルの改善のためには、免疫の正常化、バリア機能の改善、抗炎症、抗酸化、腸内環境の改善などに働く栄養素が必要になります。具体的には、ビタミンA、C、D、E、γリノレン酸、EPA、マグネシウム、亜鉛、プロバイオティクス、消化酵素などです。
γリノレン酸(GLA)--炎症を抑えたり、免疫反応をコントロールする上で重要な働きに関与しているのがγ・リノレン酸です。この脂肪酸が豊富にふくまれる月見草油(イブニングプリムローズオイル)は、どのような皮膚トラブル改善にも不可欠で、特にかゆみを減らすのに効果的です。
月見草油は1000~2000㎎ずつ、1日3回を4週間試してみてください。ボーレッジオイル由来のサプリでは、メガGLA(Life Extension社)がおすすめです。
いろいろなサプリを併用したくないという人は、とりあえず、γリノレン酸を(ビタミンCとあわせて)試してみるといいでしょう。
EPA(オメガ3系脂肪酸)--炎症の治療や免疫反応を正常にするうえで、良い結果が証明されています。通常摂取は、1日2回2000㎎ですが、皮膚トラブルの改善のためには、5000mgを1日2回、3カ月間試します。
ビタミンC--美白ビタミンとしてよく知られますが、その他にも免疫反応の調整、抗酸化、抗炎症作用、細胞構造の完全性の維持ほか、皮膚トラブルには欠かせない栄養素です。
湿疹ほか、気になる皮膚トラブルがある場合には、1日に3500㎎~5000㎎を3ヶ月間試してみます。この場合、バッファードCか、エスターCがおすすめです。
プロテイン(ホエイプロテイン・アイソレートがおすすめ)--正常な免疫力のためには、高タンパク質が基本です。皮膚の生まれ変わり、組織の再生にも必須です。
腸内環境が悪い方、消化に問題がある方の場合は、必須・非必須アミノ酸がすべてそろった、フルブレンドのアミノ酸サプリメントのほうがいいでしょう。
プロバイオティクス--とくに、抗生物質やステロイドなどを長く使用している人は、善玉腸内細菌の激減によってトラブルが発生している可能性もあります。より多くのB群および抗酸化栄養素が必要になるほか、プロバイオティクス(さまざまな菌がふくまれ、菌数300億以上の製品)の摂取を。
そのほかには・・
ビタミンD-- 免疫反応のレベル調整、他 (バリア機能の維持にも重要)
ビタミンE--免疫細胞づくり、機能、調節に重要。抗酸化作用
マルチビタミン&ミネラル—先にふれたとおり、ベースとして、総合的にビタミン&ミネラルがとれるサプリを確保しておくことは大切。皮膚のトラブルには、特にビタミンB群の含有量が多いこと、亜鉛がキチンとふくまれているもの、さらに、アレルゲンのふくまれないものを選ぶことが大切です。
ベタインHCl
皮膚トラブルを抱える人の大多数は胃酸不足で、胃酸が少なければ少ないほど皮膚の症状は悪く、塩酸(HCl)を補うことで症状が改善するといわれます。
胃酸不足があれば、HClを補うのがベストです。食後の腹部膨満感、胸焼け、ガスがたまるなどの症状があれば、おそらく胃酸不足でしょう。でも、HClを含むサプリを摂取する場合には、胃酸状況をチェックするのがベターです。
<胃酸不足のチェック法>
食事をしながら、レモン水(レモン半分を絞って、水で3倍位に薄めたもの)を少しずつ飲みます。一口食べたら、1口飲む、をくり返し、レモン水がなくなるまで同じ方法で食事をします。食事をした後、胃がスッキリした感じがする、いつもよりお腹が空くのが早いと思った人は、胃酸不足の可能性が高いとされます。
アレルギー対策に必須とされる消化酵素サプリ
どんなに最適な栄養素を摂取しても、それがしっかり吸収されなければ効果を発揮できません。そのため、皮膚トラブル/皮膚炎の改善にも消化酵素を摂取する意味は大きいのですが、消化酵素は、IgGが関わる遅延型のアレルギー反応、皮膚トラブルに対して、とくに効果が高いことが知られています。
アトピー性皮膚炎の典型的な症状をもっている人の検査をすると、食物過敏症(アレルギー)とわかることがあります。食物とはまったく関連性がないと思っていたアレルギー反応が、じつは特定の食物の不耐性・過敏症が隠れ原因となっているようなケースは多いのです。
遅延型食物アレルギーがない場合でも、消化酵素には免疫系をサポートしたり、炎症を軽減する作用があるので、間接的にアレルギー性皮膚炎の改善に役立ってくれる可能性大です。
※消化酵素サプリは米国の多くのメーカーから販売されていますが、酵素を専門で扱っている会社の製品を選択するのが安心です。私自身は、Enzymedica社のDigestive Goldを長年愛用しています。
そのほか・・
ステロイドを長く使っている人は改善がむずかしく、時間もかかります。この場合、抗酸化栄養素の多量摂取が必要ですし、ビタミンCや消化酵素サプリも通常の数倍量の摂取をしばらくつづけることがすすめられます。
皮膚疾患もそうですが、身体のトラブルの解消にサプリメントを使用する場合には、通常量の何倍も使っていくことになります。
サプリメントはメーカーによって含有量や品質がかなり異なります。信頼おけるメーカーの高品質のサプリを選択していただきたいと思います。
また、クスリを服用している人はもちろんですが、どのようなサプリメントであっても、多量摂取をする場合には、独自の判断ではなく、栄養療法に詳しい医師にご相談ください。
日常生活で気をつけることは?
皮膚のトラブルで悩むあなたが、日常生活で注意すべきポイント、健康的な生活を送るためのヒントについて、まとめておきましょう。
皮膚トラブル/皮膚炎--注意すべきポイント
皮膚トラブル/皮膚炎は、かゆみや痛みなどの不快な症状をひきおこすため、生活の質(QOL)に影響をあたえることが、よくあります。かゆみや痛みが慢性化すると、睡眠不足や、さらなるストレスにつながります。
皮膚炎が悪化すると、外見上もツライですね。皮膚の赤みやひび割れ、かさぶたなどがひどくなると、周囲の目も気になるでしょうし、自己意識が高まることがあります。
皮膚炎は感染症につながる可能性もあるので、清潔を保ち、適切なケアをおこなうことが重要です。
健康的な生活を送るためには・・
アレルギー性皮膚炎の症状を軽減するためには、アレルゲンを避けることが最優先です。
- ストレスは皮膚炎の症状を悪化させるので、ストレスを軽減するための方法を考えましょう。適度な運動やリラックス法などの実践、良質の睡眠をこころがけましょう。
- 適切な服装や環境を整え、アレルゲンにさらされる機会を減らしましょう。また、意識せずに食べているものが原因になっているケースも多いので、特定の食物に対して過敏症がないか確かめましょう。
- 過敏症をおこす疑いのある食品を食事からとり除いてみる方法がありますが、手間と日数がかかります。遅延型食物アレルギー(IgG食物過敏)検査のキットを購入し、検体を送ってチェックする方法が手軽です。
アンブロシアIgG食物過敏セミパネル
除去食テストの実践や、検査キットを使用しない場合は:
- 卵、ピーナッツ、大豆製品、小麦、乳製品の摂取をやめてみる。
- 砂糖、イチゴ、チョコレート、小麦粉、揚げ物、加工食品を避ける。
- グルテンのふくまれる食品を6週間ひかえてみる。その後、一品一品グルテンのふくまれる食品を戻していきながら、症状の変化をみます。
- 生卵の白身は食べないように。生卵の白身にふくまれるアビジンは、ビオチン(ビタミンB群の仲間)と結合し、体内への吸収を阻害します。ビオチンは、皮膚トラブルの改善に必須です。
- 腸内環境は、皮膚の状態に大きく影響します。食物繊維に多い食事を心がけ、便秘をしないように気をつけ、腸内をキレイに保ちましょう。
- 皮膚を清潔に保つことも、とても重要です。ただし、過度な洗浄や石鹸の使用は避けましょう。(天然の皮脂を失うことになるので)シャワーや入浴の回数を減らします。
- また、バブルバス/入浴剤に使われている化学薬品は、皮膚のトラブルにつながる可能性があるので、避けます。
- 皮膚ダメージのひどい方は自己判断せず、医師や専門家からのアドバイスを受けることも大切です。適切な治療法やケア方法を知り、定期的に診察をうけることで、皮膚炎の症状を管理しやすくなります。
あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーでいられますように (^^♪
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