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紅麹サプリメントは、そもそも危険!? 有効成分に潜む健康リスク

紅麹サプリメントの有効成分は、そもそも危険

小林製薬の紅麹サプリメント(機能性表示食品)を摂取した人の健康被害の報告が相次ぎ、5人が死亡、入院者数が221人(4/10現在)にものぼっています。しかし、問題の発覚から2か月半以上たった今なお、健康被害の原因の特定にはいたっていません。

でも、ご存じですか? 海外では、紅麹サプリメントは10年以上前から販売禁止処置や安全性の注意喚起がされているサプリメントであることを?海外のサイト/文献をみれば、紅麹サプリメントの副作用に関する情報はいくらでもでてきます。

それなのに、何故マスコミは紅麹サプリメントの有効成分そのものの危険性にふれないのでしょうね?

この記事では、紅麹の背景から現代における利用、紅麹サプリメントそのものの危険性/健康リスク、安全に使用するための注意事項などについて、掘りさげていきます。

紅麹とは

麹は、穀類(米、麦、大豆など)に、食品の発酵に有用なカビを繁殖させたもので、日本では昔から、味噌やしょうゆ、みりん、酢などの発酵食品や日本酒、焼酎、あわもりなどの酒類などの製造に利用されてきました。

麹づくりに利用される麹菌にはさまざまな種類がありますが、紅麹は、これら麹菌の一種である紅麹菌(Monascus属カビ)で米を発酵させたもので、欧米では、Red Yeast Rice (またはWent Yeast)とよばれます。

紅麹の由来と文化的背景

紅麹米は、数千年にわたってアジアの食文化に深く根づいてきました。特に中国では、その発酵技術が古代から伝わり、食品の保存方法としてだけでなく、紅麹が生みだす独特の風味、その色鮮やかな赤色を食材に加える目的で使用されてきました。

中国・台湾などでは、酒の醸造や薬膳の材料としてもちいられ、日本では、味噌などの発酵食品やイカの塩辛など食品の色づけに、また、沖縄の「豆腐よう」の製造に欠かせません。

紅麹の健康上の利点

紅麹の健康上の利点

近年、紅麹は、コレステロール値の改善や血圧の降圧効果、血中脂質低減作用、認知機能改善作用、抗酸化作用など、さまざまな効果が報告され、その伝統的な利用法から現代の健康食品としての活用が期待されるようになりました。

なかでも、紅麹にふくまれる有効成分である「紅麹ポリケチド」は、血中のLDLコレステロールを下げる作用が確認されています。

紅麹ポリケチドにふくまれる主要な成分は、「モナコリンK」です。コレステロール合成の酵素を阻害することで、体内のコレステロール生成を減らし、血中のLDLコレステロールを低下させる効果があるとされます。

小林製薬が採用している伝統的固体培養法でのモナコリンKの生産量は、液体培養法での生産量の数倍から10倍であることが知られます(つまり、より有効成分含有量の多い紅麹原料になっている)。

紅麹には、薬理効果の高い「モナコリンK」以外にも、さまざまな生理活性成分がふくまれ、コレステロールを下げる効果をサポートしています。例えば、ステロール類やステロール誘導体などもふくまれていて、これらがコレステロールの吸収を抑制する効果があるとされています。

このような作用は、心臓病や動脈硬化などのリスクを減らす可能性があることから、多くの人々にとって重要な意味をもちます。

サプリメントで摂取することの懸念

とはいえ、伝統的な発酵食品をサプリメントとして摂取する場合、原料にふくまれる有用成分の効果を最大限にひきだす一方で、副作用のリスクも高める可能性もあります。

特に、紅麹サプリメントのように、特定の薬理作用をもつ成分がふくまれている場合、その摂取には、医薬品と同様の注意が必要になるケースもあります。

処方薬/医薬品なら用法用量を守って飲む人でも、サプリメントは多く飲んでも安心、むしろ多く飲んだ方が効く!と思い込んでいる人も多いでしょう(実際、ビタミン類であれば、多く摂取することで効果を発揮しますが・・)。

また、サプリメントは処方薬と違い、長期にわたって摂取をつづけるケースが多く、成分のマイナス影響をうける可能性もあります。適切なガイダンスなしに過剰に摂取することは、健康に悪影響をおよぼす可能性が高いといえるのです。

紅麹サプリメントの潜在的な危険性

紅麹サプリメントの潜在的な危険性

紅麹サプリメントは一般に安全と考えられています。ただ、紅麹ポリケチドにふくまれるモナコリンKは、スタチン製剤と同様の潜在的な副作用をともなう可能性があることが、海外では広く知られており、注意喚起されています。このことについて、日本では、まったく触れられていないのが不思議です。

また、カビ毒の存在が問題になったこともあります。

紅麹菌がつくりだすカビ毒「シトリニン」

モナコリンKを産生する紅麹菌の一部の菌株は、カビ毒である、「シトリニン」を産生することがあります。

シトリニンは、主に腎臓に対して毒性をしめすことが知られています。動物実験では、シトリニンの摂取が腎障害をひきおこすことが報告されており、長期間にわたる摂取は腎臓の機能低下や腎不全をひきおこす可能性があります。また、シトリニンは免疫系や生殖系にも影響をあたえることが示唆されています。

こうした、シトリニンの健康リスクを考慮し、多くの国では食品や飼料中のシトリニン濃度に対する規制やガイドラインを設けています。

古い研究では、一部の紅麹サプリメントにシトリニンがふくまれているという懸念が提起されました。しかし、14種類の紅麹サプリメントを分析したより最近の研究では、そのいずれにもシトリニンは見つかりませんでした。

今回問題となっている小林製薬の紅麹サプリメントにおいても、シトリニンは見つかりませんでした。

効果はあるけど危険性をともなう、「モナコリンK」

紅麹菌は、強力なコレステロール降下作用がある、モナコリンK(紅麹ポリケチドの主成分)を多くつくりだすので、当然のことながら、紅麹にはモナコリンKがふくまれます。これが、紅麹サプリメントの有効成分ということになります。

小林製薬のサイトの素材情報には、このように明記されています:

「紅麹に含まれる有用成分「米紅麹ポリケチド」に含まれる薬理活性物質モナコリンKは、米国で承認されている高コレステロール血症治療薬ロバスタチン(日本では未認可)と同じ構造を持ち、体内でコレステロールの合成を阻害する働きがあることから、高コレステロール血症の改善といった高脂血症薬と同じ作用を示すことが知られています」。

紅麹には天然の「スタチン」がふくまれているということです。医薬品と同様の作用をもつ成分ですから、摂取にあたっては、当然、注意が必要になります。

スタチンには副作用があるため、モナコリンKも同様の副作用の危険性があるとされています。特に、肝機能障害や筋肉障害などが報告されています。こうした情報は、残念ながら提供されていませんし、マスコミでも報道されていません。

紅麹にふくまれるモナコリンKを抽出/濃縮してサプリメントに添加しているのであれば大問題になりますが、もともと紅麹にふくまれている“紅麹由来”ということなので、問題視されていないのでしょう。

モナコリンKについては、このあとのセクションでくわしくお伝えします。

外部からの異物の混入―「プベルル酸」

問題になっている紅麹サプリメントの健康被害をおこしているロットから、「プベルル酸」が検出されたとの報告がありました。

プベルル酸(Pulegone)は、主にミント科の植物にふくまれる天然の有機化合物。紅麹自体はミント科の植物ではなく、通常プベルル酸をふくまないので、この化合物がなぜ紅麹サプリメントにふくまれていたのか、製造過程での汚染や他の成分の混入もあわせて疑われます。

プベルル酸が今回の健康被害の原因物質であるかは確定されていませんが、プベルル酸が検出されたということは、紅麹サプリメントを利用する消費者にとって重要な健康リスクを示唆しています。特に、肝臓や腎臓に既存の問題がある人、妊娠中の女性、または長期間にわたって高濃度のサプリメントを摂取している人は、影響をうけやすい可能性があるので・・・。

菌は時として想定外の物質をつくりだすことがあります。でも外部から何らかの物質が混入したとなれば、製品の品質管理の問題ということになりますね。

「モナコリンK」は、処方薬と同様の成分!

モナコリンKは、処方薬と同様の成分

モナコリンKは、医薬品ロバスタチンと化学的に同一の成分です。この事実は、紅麹サプリメントがもつ健康上の利点とリスクを理解する上で非常に重要です。

ロバスタチンはスタチンとよばれる薬剤の一つで、高コレステロール血症の治療につかわれます。スタチンはコレステロール合成酵素の働きを阻害し、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を低下させることで、動脈硬化のリスクを減少させる効果が知られます。

しかし、スタチン製剤は筋肉障害、肝機能障害、腎臓機能障害のリスク増加などの副作用が報告されており、これらはロバスタチンにも共通する懸念事項です。

スタチンのもっとも一般的な副作用は、筋肉に対する影響です。スタチン、そして、モナコリンKをふくむ紅麹サプリメントが原因でおこる可能性がある重大な筋肉損傷は、腎臓トラブルをひきおこすリスクもあります。

筋肉細胞の破壊により筋肉組織から大量のミオグロビンが血液中に放出され、これらが腎臓を通過するときに、腎臓の濾過システムに負担をかけ、腎臓のトラブルをひき起こす可能性があるのです。体内の老廃物の排出がうまくいかなくなり、これによって体内に有害な物質が蓄積し、さまざまな健康問題をひきおこすことになります。

モナコリンKの含有量と健康被害のリスク

モナコリンKには健康被害のリスクが

紅麹サプリメントには、医薬品成分であるロバスタチンと化学的に同一であるモナコリンKがふくまれているため、海外、特にアメリカでは、日本の厚労省に似た役割をもつFDA(アメリカ食品医薬品局)からの注意喚起がおこなわれています。

紅麹サプリメントにふくまれるモナコリンKの含有量は、製品によって大きく異なります。米国のレビュー(2017年)で、26社の製品をチェックしたところ、モナコリンKの含有量は、紅麹1200㎎あたり0.09mg~5.48㎎と、60倍以上のひらきがあったとしています。

欧州のパネルでは、一部の紅麹サプリメントの中には、1日あたりの推奨摂取量でロバスタチンの処方量と同等、あるいはそれ以上のモナコリンKをふくんでいた例もあったと報告しています。

紅麹にふくまれるモナコリンKが少量であれば、毒にも薬にもならないので安心して摂取できますが、効果は期待できないことに・・。モナコリンKがどれだけふくまれているのか、同じメーカーの製品であってもロットによってバラツキがあり、意図せず過剰摂取になるケースもあります。

ちなみに、小林製薬の紅麹コレステヘルプの1日摂取目安量(3粒―100mg)の内、米紅麹ポリケチド2㎎と表記されています。モナコリンKは紅麹ポリケチドの主成分ですが、このなかにモナコリンKが どれだけ含まれるかは不明。ただ、小林製薬では、固体培養法で、モナコリンKの生産量が多い紅麹原料をつくっていますし、1日摂取目安量で、LDLコレステロール低減作用や動脈硬化指数改善作用が確認されているので、それなりにモナコリンKがふくまれているのでしょう。

EFSA(欧州食品安全機関)のANSパネルは、紅麹米にふくまれるモナコリンの安全性に関する科学的意見を提出しています。そのなかで、1日あたり3㎎という低い摂取レベルで重篤な副作用が発生した事例が報告されています。

健康被害のリスクは摂取量に比例するため、サプリメントといえど、摂取量が多いと、とくに肝機能障害や筋肉障害、腎臓のトラブルなどをひきおこす可能性がでてきます。

 

紅麹サプリメント摂取時の注意事項

麹菌サプリメント摂取時の注意事項

医薬品同様の成分がふくまれているということは、摂取にあたって慎重な配慮が必要であることを意味します。

Mayo Clinic(米国ミネソタ州に本部をおく大規模な総合病院で、国内外で高い評価を受けている医療研究機関でもある)のサイトをみると、紅麹サプリメントの注意事項などについて書いてあります。

紅麹サプリと、ほかの飲料・食品・薬などと考えられる相互作用があげられていますので、参考まで、ここで紹介しておきましょう。

  • アルコール: 肝障害のリスクが高まる可能性があるため、紅麹を摂取している間は、アルコールを摂取しない。
  • グレープフルーツ: 紅麹を摂取しているあいだ、グレープフルーツジュースを飲むと、サプリメントの有害な副作用のリスクが高まる可能性がある。
  • ナイアシン(ビタミンB3): 高含有のナイアシンと一緒に紅麹を摂取すると、ミオパシー(筋肉疾患)のリスクが高まる可能性がある。
  • 肝毒性のある薬、ハーブ、サプリメント 併用すると、肝障害のリスクが高まる可能性がある。ちなみに肝毒性を持つ可能性のあるハーブ類としては、コンフリー、ジェリジウム、カバカバ、グリーンティエキスなど。サプリとしては、ビタミンA,D,鉄、ナイアシンなどの過剰摂取に注意が必要。
  • スタチン製剤 併用することで、有害な副作用リスクが増加する可能性がある。
  • 免疫抑制薬(シクロスポリン): 併用することで、筋肉疾患のリスクが高まる可能性がある。
  • シトクロムP450  3A4阻害剤: この酵素を阻害する薬剤と一緒に紅麹を摂取すると、有害な紅麹の副作用のリスクが高まる可能性がある。
  • 脂質降下薬(ゲムフィブロジル): 併用することで、筋肉疾患のリスクが高まる可能性がある。

また、注意事項として、

  • 妊娠中、妊娠を計画している場合、または授乳中の場合は、紅麹米を摂取しないでください。

  • 筋肉痛や弱さを感じた場合は速やかに専門家に相談し、必要に応じて使用を中止するなど、慎重な対応が求められます。

とも、同様に明記されています。

このように、海外の信頼のおけるサイトでは、紅麹サプリメント摂取についての注意事項が、かなりくわしく、しっかり書かれています。

「機能性表示食品」であっても、日本ではサプリメントはあくまでも「食品」の扱いですから、ラベルにはもちろんサイトなどにも、このようにくわしく書かれていることは、まずないでしょう。(このような注意書きがあったら、そのサプリを買う人、いなくなってしまいますよね)

ちなみに、欧米でも、紅麹サプリメントの安全な摂取基準についての一致した見解は現在ありません。個人の健康状態や既存の疾患、他の薬剤との相互作用を考慮することが重要であり、摂取を検討する場合には、栄養療法にくわしい医師と相談することがすすめられます。

紅麹をふくむ一般食品や飲み物は?

日本で紅麹サプリメントによる健康被害の問題が発生してから、サプリメント以外でも、紅麹原料がつかわれている食品や飲み物まで自主回収ということで社会問題になっています。

一部SNSで、すべての紅麹含有食品や、ベニコウジ色素をふくんだものまで、「危険」とか「避けるべき」とかの投稿がなされているようですが、これらについては、まったく心配はないといっていいでしょう。

あくまでも、サプリのような形で、ある程度まとまった量を摂取することにはリスクが伴う・・長期にわたって過剰摂取することが危険につながるということで、一般の食品として通常量を食べたり飲んだりする分には、気にする必要はないでしょう。

機能性表示食品だから安心は、妄想?

機能性表示食品だから安心は妄想?

日本では紅麹は、「機能性表示食品」として位置づけられています。 最後に、この機能性表示食品について、簡単にふれておきましょう。

機能性表示食品制度とは?

紅麹サプリメントの健康被害問題をうけて、機能性表示食品制度の見直しがすすめられることになりました。いつの間にか“想定外の成分”や混入経路探しから、犯人扱いの相手がすりかわり、機能性食品制度が、諸悪の根源にされてしまったようです。

機能性表示食品制度は、2015年にスタート。この制度においては、事業者が商品の機能性に関する情報を国のガイドラインにそって消費者庁に届け出れば、国の審査なしに、事業者の責任で効果(機能性)などを表示できます。

この制度下では、特定の健康効果が期待できる成分の量や摂取方法について、科学的根拠にもとづいた情報の提出が求められます。しかし、届け出た情報の正確性や科学的根拠の厳密さについては、事業者の責任に委ねられ、国がチェックすることはありません。

機能性表示食品制度は、あくまでもパッケージやラベル、広告における‟表示“のルール。そもそも製造工程の安全性をチェックしたり、製品の効果を保証するものではないんですね。

一般消費者は、「機能性表示食品」の表示があると、あたかも国のお墨付きのある、効果的で安心して摂取できる健康食品であると錯覚しがちですが、そういうわけではないのです。

「機能性表示食品」や「トクホ」に頼っていても、真の意味での健康レベルアップは望めません。理想的な食生活とともにサプリメントを安心して効果的につかうには、正しい知識を、ぜひ身につけていただきたいと思います。

 

まとめ

医薬成分の含まれるサプリは、効果と副作用をしっかり確認

紅麹サプリメントの健康上の利点は魅力的ですが、それに伴うリスクも十分に理解することが重要です。特に紅麹にふくまれるモナコリンKの含有量と、それがロバスタチンと同一であることから生じる潜在的な副作用は、紅麹サプリメントを安全に利用するうえで考慮すべき重要なポイントです。

健康食品やサプリメントを利用する際には、「機能性表示食品」などの表示に惑わされることなく、常にその成分と効果、そしてリスクを理解したうえで、適切な判断を心がけることが大切です。

いくらバランスのとれた食生活をしていても、どうしても不足してしまう栄養素は多々あります。そうした栄養素を適切にサプリメントで補い、自分の身体の健康レベルをベースアップしていくことは、今の時代、大切なことです。

しかしながら、「機能性表示食品」を薬がわりに使用する・・身体を改善してくれると思い込むのは、ちょっと違います。サプリメントは、薬のように、身体の問題箇所にミサイルを撃ち込んで治療していくものとは根本的に異なります。

問題になっている紅麹サプリメントにかぎらず、正確な知識/情報に基づいたサプリメントの選択が、健康維持の鍵になります。自分が体内にどのようなものを運び込んでいるかを常に意識し、SNSの情報などに惑わされることなく、ご自分でしっかり勉強していくこと、また、必要に応じて栄養療法に詳しい医師のアドバイスを求めることをおすすめします。

あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーでいられますように (^^♪

 

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参考資料:

1.   Scientific opinion on the safety of monacolins in red yeast rice

EFSA Panel on Food Additives and Nutrient … - EFSA …, 2018 - Wiley Online Library

 2.   Information on Select Dietary Supplement Ingredients and other substances.  U.S. Food and Drug Administration (fda.gov)

3.   紅麹 素材研究/学術情報  小林製薬研究所

4.   Red yeast rice. National Center for Complementary and Integrative Health.

5.  Red yeast rice. Mayo Clinic 

 6.  Safety and Efficacy of Red Yeast Rice (Monascus purpureus) as an Alternative Therapy for Hyperlipidemia

M Klimek, S Wang, A Ogunkanmi - Pharmacy and Therapeutics, 2009 - ncbi.nlm.nih.gov