ホリスティック栄養学とストレスケア

ストレス栄養学ベースの健康管理&セルフケア情報満載!

夏バテ予防/夏バテ解消のための食事・サプリ・生活習慣

夏バテ予防/夏バテ解消のための食事・サプリ・生活習慣

温暖化やヒートアイランド現象などの影響で、年々、夏の暑さが厳しくなり、残暑の期間も長くなっています。最近では、熱中症やゲリラ豪雨など、気温と湿度、雨に関するニュースが連日のように報道され、人命にかかわる事例も多く、自然の脅威を感じます。

暦上は、すでに秋。でも、気象庁発表の予報では、9月半ばにかけて、まだまだ熱中症の危険性が高い暑い日がつづくとのこと。今年は記録的に猛暑日が多いこともあり、夏バテの症状がでてきている人も多いかもしれません。ここでは、夏バテに至るプロセスをふまえ、自分で簡単にできる夏バテ予防法、また、すでに夏バテ気味であれば、その解消法を見ていくことにしましょう。

 夏バテ? なんでこんなに疲れるの?

夏バテ? なんでこんなに疲れるの?

うだるような暑い日には、やる気がでない。ちょっと動いただけ、あるいは、何にもしていないのに、だるい、どっと疲れがでる。なんでだろう?と、思ったことはありませんか?

こうした疲れやだるさの原因は、実は単純。深部体温を一定に保とうと体内が一生懸命働き、それに伴い多くのエネルギーが消費されるため、だるくなったり、疲れてしまうのです。

暑い日にはいくつかのプロセスが体内で進行し、体温維持のための調整をおこないます。その一つが、血管拡張。血管が拡張することにより、血液が皮膚表面近くを流れるようになり、血液が皮膚の近くを移動するときに熱を放出。暖かい血液が冷やされます。また、体は、体温を下げるために水分(汗)を分泌します。汗は蒸発するときに皮膚を冷やしてくれるのです。

こうした体温調整という余分な仕事を遂行するために、心拍数は増加し、代謝率もあがります。また、汗をかくので、通常よりも早いペースで体内/細胞内の水分が失われ、同時に、電解質(ミネラル)も喪失します。

自分ではまったく動いていないつもりでも、体内では多くのエネルギーをつかって重労働がつづけられているわけですね。だから、疲れるし、だるくもなる。

こうした作業遂行のために必要な水分やミネラル、エネルギー源となる糖質や脂質、エネルギーづくりにかかわるビタミンやミネラルなどが不足してくると、徐々に、倦怠感、無気力感、食欲不振などの夏バテの症状がでてきます。さらに、体内をクールダウンするシステムが働けなくなると、熱中症に…!

 暑さ、室内外の温度差(寒暖差)も身体にとっては大きなストレス

暑さ、室内外の温度差(寒暖差)も身体にとっては大きなストレス

夏バテで発生してくるさまざまな体調不良や気分的な変化は、ストレス反応で起こる症状そのものです。

「ストレス」というと、精神的なことだけを指しているように思っている人も多いでしょう。でも、暑さ、湿度、寒さ(冷え)、寒暖差、紫外線、気圧の変化なども、身体にとっては大きなストレス(物理的)です。水分不足や栄養素不足、寝不足なども、身体にとっては大きなストレス(生物的)。さらに、暑さや汗をかくのは、「嫌だな~」、「不快だな~」と思うこともストレス(精神的)。

こう見てくると、高温多湿の日本の夏は、いくつものストレッサー(ストレス要因)が重なりあっていることがわかるでしょう(長期に渡るコロナ禍&マスク生活も!)。

脳がストレスを察知すると、自律神経系とホルモン系が作動します。短期的なストレスは身体に悪い影響はありませんが、ある程度の期間つづくと、事情はまったく変わってきます。

自律神経系の交感神経が優位の状態がつづき、唾液の分泌をはじめ消化器官(胃腸)の働きが全般的に低下します。そのため、食欲不振や消化不良、腸内環境の悪化につながります。呼吸数や心拍数は早くなり、また、抹消の血管が収縮するので、熱をうまく逃がせなくなることも…。リラックスできず、イライラしたり、睡眠にも支障がでてきます。

一方、ホルモン系(主としてコルチゾール)の作用により、血糖値が上がり、タンパク質分解が進み(筋力の低下)、血液がドロドロになり(頭痛や耳鳴り、また、水分や栄養素を運ぶのにも支障が…)、免疫力の低下(夏風邪やコロナ感染)、慢性的な炎症などのトラブルが発生してきます。

また、コルチゾールは交感神経を刺激するので、ますます自律神経系が乱れます。

このように、夏バテをストレス栄養学の観点から考えていくと、夏バテを予防するため、あるいは夏バテを解消するために何をすべきかが、明確になってきます。

 夏バテ予防、夏バテ解消にも冷房の温度設定に気をつけて

夏バテ予防、夏バテ解消にも冷房の温度設定に気をつけて

極端な暑さや寒さはもとより、屋外と室内の温度差(寒暖差)は、身体にとって想像以上のストレスであり、夏バテや熱中症の引き金になります。当然、夏バテ解消の足をもひっぱります。

こうしたことから、外が暑いからといって室内をガンガン冷やすのは避けなければなりません。あるアンケート調査では、「屋外と室内の温度差を10度程度に設定する人がもっとも多い」との結果がでています。でも、これほどの温度差では、どうしても体調不良をよび寄せてしまうことになります

エアコンの設定温度と外気温の差を5℃程度におさえることで、身体へのストレス度は減り、体調不良に陥るリスクも、ぐ~んと低くなるとされています。家では室内外の温度差を5℃以内に設定し、冷やしすぎないように気をつけましょう。

湿度もストレス要因の一つですので、エアコンを「ドライ」や「除湿」設定するのも一つの方法ですね。

また、冷風に直接あたっていると体温が急速に奪われてしまいます。とくに就寝中は、冷気に直接あたったまま寝ていると風邪をひいたり、お腹の調子が悪くなったりするなど体調をくずします。扇風機やエアコンを使用するときの風向は、冷気がいったんどこかにあたって反射するように設定しましょう。

なお、交通機関や各種施設、会社などでエアコンの温度調節が難しい場所では、極力身体がエアコンの風に直接あたらないように気をつけ、大き目のスカーフ、カーディガンや膝かけなどで調節しましょう。

 日ごろから、十分な水分摂取を心がける 

日ごろから、十分な水分摂取を心がける 

 こまめに水分摂取を

夏バテの大きな原因の一つが、発汗などによる脱水です。自分では意識していなくても、知らず知らずに各細胞は脱水状態に陥ります。

水は私たちにとって最も重要な成分。身体の70%近くは水分ですし、すべての代謝(酵素の働き)は水を介しておこなわれているので、体内の正常な働きのためには、常に十分な水分が必要です。

とくに夏場は脱水に陥りやすく、血液がドロドロ状態になりやすいので、のどが渇いていなくても、こまめに水分補給することが大切です。

水分摂取量は、汗のかき方や運動量、年齢で異なります。ホリスティック栄養学では、起きているあいだは1時間にグラス1杯程度の水分の摂取をすすめます。グラス1杯といっても、一気飲みはせず、少しずつ(一口あたり50㎖以下)こまめに飲むようにします。

なお、食事前後の水分摂取は極力控えるように…。胃液を薄めて消化不良を起こしやすくなり、食欲不振の原因にもなるからです。

 水分摂取は何ですればいい?

水分の摂取には、糖分の多い清涼飲料水は避け、水や麦茶、カフェインの含まれないハーブティなどがおすすめです。

◆なるべく室温に近いものを

暑いと冷蔵庫でギンギンに冷やした飲み物や氷を入れた冷たい水を飲みたくなります。でも、これはNG。なるべく室温、人肌程度のものを飲むようにします。

夏は、暑さや室内外の気温差による身体的ストレスにより、腸内環境が乱れたり、消化管の機能が低下しています。そうした状況下で、冷たい飲み物ばかり摂取していると、胃腸は冷えきって、消化機能はさらに低下。腸内環境の悪化により、免疫力も低下してしまいます。体力の消耗、さらには夏かぜや疲労倦怠感をひき起こすことにもつながります。

外出時には、冷やしていないミネラルウォーターのペットボトルを持ち歩くといいですね。

水分摂取は何ですればいい?


◆塩分の補給は特別の場合のみ

「夏バテしないよう、水分と塩分を補う」、ということがまことしやかにいわれます。でも、日常生活で汗をかく程度では、努めて塩分を補給する必要はありません。

熱中症・夏バテ予防の水分補給にスポーツドリンクや経口補水液を愛飲している人も多いかもしれません。しかし、スポーツドリンクは、余分な糖分をとることになるので、おすすめできません。

また、経口補水液は医師から指示された場合に限って飲むべきです。一般の人が自己判断で飲用すると塩分の過剰摂取になる危険性もあるので、控えたほうがいいでしょう。

汗をガンガンかくスポーツ時や職業上滝のような汗をかく人は、塩分の補給は必須です!その場合、水1リットルに対して天然塩1~2グラムを目安に加えるようにします(塩分0.1~0.2%の水分)。

旬の野菜や果物には豊富な水分とともに、汗や尿から失われやすいミネラルやビタミン、抗酸化栄養素なども豊富なので、夏バテ予防にも、夏バテ解消にも、この季節はとくに多く食べるようにしたいですね。
夏バテ/熱中症対策に効果的な食物15種類


◆水分摂取にアルコール飲料、カフェイン入りは?

「水分摂取はビールが一番!」と声をあげている人をよく見かけます。でも、残念ながらビールなどのアルコール飲料は水分補給にはなりません。アルコールには利尿作用があり、摂取した水分の1.5倍程度を排泄することになり、また、多くのビタミン・ミネラルも排泄または消費します。つまり、水分補給どころか脱水症状を招くことになるのです。

一時期、「コーヒーや緑茶などカフェインが含まれる飲み物は、脱水症状をひき起こすから水分補給にはならない」といわれていたことがあります。最新の研究で、カフェイン飲料で脱水は起こらないことが明らかになっています。とはいえ、カフェインはストレス応答を増幅してしまうので、夏バテ予防にも、夏バテ解消のためにも摂取は控えたほうがいいですね。

 夏バテ予防も、夏バテ解消も食事から

夏バテ予防も、夏バテ解消も食事から

夏バテ予防/夏バテ解消に栄養素を意識した食事を

まだしばらくつづく暑い日々。夏バテを予防し、あるいは夏バテを解消して元気にすごすには、なんといっても食事から適切な栄養素を確保することが重要です。

夏の暑さで食欲がなくなり、食事の回数や食べる量が減り、のど越しがいい冷たい素麺や蕎麦、冷やし中華みたいなものばかりを口にしているようでは、夏バテは当然の結果。夏バテの解消も無理といわざるを得ません。

こうした食事では、体温調節をはじめ、体内の機能を正常に働かせるために必須のタンパク質やビタミン、ミネラルを補うことができません。

また、やわらかいものや、のど越しがいい食事はあまり噛まずに飲みこんでしまうため、消化に負担がかかります。ただでさえ、交感神経の働きで消化機能が低下しているのに、これでは消化不良、吸収不良、胃腸障害をおこしても仕方ありません。冷たいものは胃腸を冷やし、下痢によって、ますます脱水に…。

夏バテ予防にも、夏バテ解消にも、冷たい食べ物や飲み物のとり過ぎに気をつけ、食事は少量であっても、ビタミン・ミネラルやタンパク質をしっかり確保することを考え、よく噛んで食べるようにしましょう。

 体温調節に欠かせない、マグネシウム

体温調節に欠かせない、マグネシウム

夏バテ予防/夏バテ解消のため、不足しやすいミネラルの筆頭にあげられるのが、マグネシウムです。

マグネシウムは、ミネラルの一種ミネラルは、人体にごく微量(約4%)しか存在していませんが、身体の組織を構成したり、身体の機能の調節タンパク質・脂質の代謝を助けるためなどに必須の栄養素です。

ナトリウム、カリウム、カルシム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレンほか多数のミネラルが存在しますが、体内でつくることができないため、すべて食材や飲料から摂取しなければなりません。 

マグネシウムは骨の構成成分であるだけでなく、心臓や筋肉の機能、神経の機能や代謝に関係し、細胞の内側と外側でナトリウムとカリウムのバランスを整えるという働きがあり、また、血圧や体温の調節に必要な栄養素として知られています。マグネシウムは体温の上昇に伴い血液中を移動し、体温調節に重要な役割を果たしていると考えられています。

マグネシウムは重要なミネラルですが、ストレス時には消費されやすく、また、汗や尿で排出されやすいため、とくに夏には積極的な摂取が必要です。マグネシウム不足では、足がつったり、頭痛、肩こりや首の痛み、不整脈、高血圧、低血糖などをひきおこすので、普段からしっかり補うようにしたいですね。

マグネシウムは、豆腐などの大豆製品、ナッツ類、海藻類などに多く含まれます。ただ、マグネシウムは吸収率が低く、必要量を食材からのみ確保するのは難しいといえます。そのため、サプリメントでの摂取や、経皮吸収での確保がすすめられています。

さまざまなサプリメントが市場には出回っていますが、もっとも吸収率が高いとされる、グリシン酸マグネシウム、または、クエン酸マグネシウムを選ぶといいでしょう。

また、マグネシウムは、カルシウムとのバランスが大切です。以前は、カルシウム対マグネシウムは、2:1が良いとされていましたが、最近は、1:1のバランスが理想とされています。

 水分保持や細胞の働きを助ける、カリウム

水分保持や細胞の働きを助ける、カリウム

カリウムは細胞内に多く含まれ、細胞の外側に多いナトリウムと作用しあっています。また、マグネシウムのサポートを受けながら、細胞の浸透圧の維持や、水分保持をしてくれます。

しかし、汗をかくとマグネシウムやナトリウムと同様、カリウムも排泄され、細胞内が脱水症状をひき起こします。発汗によりミネラルが失われ、さらに血液中の水分まで減少すれば、細胞の内側と外側の移動によって体液の正常な調節/維持ができなくなります。

さらに、コルチゾールの影響や、発汗による脱水で血液がドロドロ状態になると、適切な血液量を状況に応じて素早く臓器へ分配する循環機能がうまくいかなくなります。

こうしたことから、夏バテ予防/夏バテ解消には十分な水分摂取とともに、カリウムを積極的にとる必要があります。そのためには、夏野菜や果物が強い味方になってくれます。
夏バテ/熱中症対策に効果的な食物15種類

 熱から身体を守ってくれる、タンパク質

熱から身体を守ってくれる、タンパク質

タンパク質は筋肉や内臓や血液など身体の組織をつくる元となるばかりか、免疫抗体の原料やホルモン、神経伝達物質、また、生命維持に不可欠な酵素の原料でもあります。夏バテ予防にはもちろん、身体の維持、疲れを回復させ持久力を上昇させるためにも欠かすことのできない栄養素です。肉・魚・卵・大豆製品などに多く含まれます。

ストレスはタンパク質の異化を進めるので、タンパク質を適切に摂取していなければ、筋肉量の低下は避けられません。酵素づくりにも支障がでてきます。

暑さを感じると、私たちの身体は体温を調節したり、身体全体に血液を循環させようとします。その際、重要になるのが血液を全身に送りだす役割を担う心臓の筋肉です。毎日適度な運動をしながら、良質のタンパク質を摂取することは、心臓の筋肉のポンプ力を高めます。暑さに打ち勝つ身体づくりのためには必須です。

◆体内の水分量を調整する、アルブミン

暑さに強い身体づくりのために、アミノ酸の一つであるアルブミンが大きく関わっています。

アルブミンは、血管内で水を保持する働きが大きく、血管中の血液量や体内の水分量を調整し、血液の浸透圧を維持しています。血液中のアルブミンが低下すると、血管内の血液量が少なくなり、暑さで体の表面にある熱い血液をうまく冷やせなくなります。すると、熱いままの血液が体内へ戻ることになり、体温が下がらなく…!

肉、卵、乳製品などの動物性タンパク質源はアルブミンを多く含みます。食事でこれらをしっかり食べていくことで、血管内の血液量が増え、血清アルブミン値は上昇。暑さに負けない身体づくりのサポートに一役買ってくれます。

◆疲労回復効果が証明されている、鶏の胸肉

疲労回復効果が証明されている、鶏の胸肉

夏バテ予防/夏バテ解消のためには、タンパク質をしっかり摂ることが大切ですが、スタミナ食に思える脂たっぷりの焼肉やトンカツなど、脂の多い肉や揚げ物などは避けましょう。蒸す、ゆでる、サッと火を通す程度のシンプルな調理法で食べられる食材を選ぶのがおすすめです。

タンパク質は、動物性と植物性を合わせてとるようにするのがベスト。それぞれに不足しているアミノ酸を補いあい、最強のタンパク源になります。

現在、科学的に疲労回復効果が認められている食材といえば、「イミダペプチド」が豊富にふくまれる鶏の胸肉。「イミダペプチド」は、カツオやマグロにも含まれていますが、なんといっても、鶏の胸肉に多く、疲弊した自律神経を修復すると共に、酸化ストレスを軽減する抗酸化作用が明らかになっています。

◆タンパク質の消化には工夫が必要

夏の身体維持のためにはタンパク質食品の摂取がとても重要ですが、せっかく食べても消化力の低下(胃酸や消化酵素の分泌低下)により、きちんと吸収できないこともままあります。吸収されなければ、体内で活用できないばかりか、未消化のタンパク質は腸内で腐敗して腸内環境を悪くすることにもなります。

タンパク質を食べるときには、酢の物を一緒に食べる、タンパク質分解酵素の多い食材と食べ合わせる消化酵素を摂取するなどを考えるといいですね。もちろん、よ~~く噛んで食べることは、いくら強調しても強調しすぎということはありません。

食事からのタンパク質摂取が十分にできないときは、吸収のいいタンパク質であるホエイプロテイン・アイソレートフルブレンドのアミノ酸サプリメントなどを利用するといいでしょう。

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 ビタミンB群、ビタミンCの摂取は多めに

ビタミンB群、ビタミンCの摂取は多めに

暑さ、湿度の高さ、寒暖差(室内外の温度差)、気圧の変化などのストレス要因は、ビタミンB群やビタミンCの消費を増加させます。つまり、こうした環境下で生活していながらビタミンB群やビタミンCが不足すれば、夏バテをひき起こしたり、長引かせたりするということにもなります。

ビタミンB群は、8種類の仲間がグループをつくっているビタミンですが、仲間が協力しあってエネルギーづくりをしています。

体温を常に一定に保とうとする体内のプロセスは大量のエネルギーを消費します。暑いと疲れたり、だるさを感じるのは、このためということは前述のとおりです。十分にビタミンB群(+サポーターとなるミネラル類)を補っていれば、スムーズにエネルギーづくりが進行し、疲れ知らずで過ごせます。

ビタミンCは、とても多くの代謝にかかわっているのですが、とくに抗ストレスに働くため、この時期には多く消費されます。抗酸化栄養素としての働きもあり、夏の紫外線対策(老化肌予防)にも欠かせないので、多めの摂取を心がけたいですね。

野菜や果物からは、ビタミンB群のいくつかのビタミン、ビタミンCや抗酸化物質であるポリフェノールも摂取できます。抗酸化栄養素は野菜や果物の皮に豊富なので、皮ごとジューシングして飲むようにするのが理想です。


夏はありとあらゆる栄養素の需要が増えるのですが、食欲がおちて必要量を確保できない…。夏の終わりに近づくにつれ、グタ~ッと疲れがでてくるのは、このためともいえるでしょう。

栄養素は、まず食事からの摂取を心がけるべきですが、食品に含まれている量では、とても日々の需要に追いつきません。良質なサプリメントの活用を考えたいところです。
覚えておきたい!ビタミン&ミネラルのサプリメント、プロテインを選ぶコツ

計画な栄養素の摂取で、最高に輝く夏を!そして、ベストコンディションで、秋をむかえたいですね!

 夏バテ予防/夏バテ解消のため生活習慣の見直し

夏バテ予防/夏バテ解消のため生活習慣の見直し

 入浴法を見直そう

夏はシャワーだけという人も多いでしょう。しかし、夏の生活で乱れた自律神経のバランスを整え、夏バテ予防/夏バテ解消をするには、短時間でもお湯につかるようにしたほうがベター。さらに、お風呂にエプソン・ソルト(マグネシウム)を溶かして入浴すれば、深いリラックス効果が得られ、入眠も促されます。

なお、夏の入浴はぬるめのお湯(36~38℃)で、汗が出ない程度にとどめるようにします。オフィスの冷房などで冷えがちな下半身を適度に温めるには、ぬるめの湯で10分程度半身浴して、最後に全身浴を…。

くれぐれも冬と同様の設定温度で大量の汗をかき、「風呂からあがって、冷たいビールをグイッと!(あるいは、アイスクリームを・・)な~んていうことは、しないでくださいね。
※どうしてもシャワーだけですます場合は、首の後ろ側のつけ根あたりを温めます。深部体温を一時的に高めることで、よい睡眠につながります!

 良質の睡眠を目指す

良質の睡眠を目指す

夏は日照時間が長くなることで、「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌に狂いが生じることに加え、暑さが厳しい日々は、夜になっても気温が下がらず、寝苦しい夜がつづきます。「なかなか寝つけない」、「夜中に何度も目が覚める」、「目が覚めたら、眠りにもどれない」などなど、結果的に睡眠不足に…。

夏バテ予防や夏バテの早期解消のため、良質の睡眠を目指し、毎日きちんと身体を回復させることを心がけましょう。

ヒトは睡眠を十分にとることで身体と脳を休ませ、疲労を回復させます。睡眠不足の日が多くなるとストレスレベルは高くなり、慢性的な疲労ほか、さまざまな体調不良が表面化してきます。睡眠不足は、高糖質食品の過食につながることもわかっており、それが更なる疲労を呼びおこします。

睡眠環境(温度管理や適切な寝具、光や音)の配慮、生体リズムへの意識、食べるものや飲み物の選択ほか、睡眠の質を上げるためにできることは、思いのほか多くあります。暑いときであれば、アイス枕をつかって寝るだけでも快適な睡眠が得られるでしょう。ぜひ、下記の記事を参考に、睡眠の質をあげることにとり組みましょう。
睡眠の質を上げるための習慣、睡眠環境、食べ物/飲み物&ストレスケア

なお、就寝中は意外に発汗量も多いため、朝起きたらしっかりと水分を摂取しましょう!

 軽い運動は、夏バテ予防/夏バテ解消にも最適

軽い運動は、夏バテ予防/夏バテ解消にも最適

夏のさまざまなストレスによって乱される身体の健康的なバランス(恒常性-ホメオスタシス)をたて直すために有効に働いてくれるのが、適切&適量な運動です。運動は、交感神経の暴走、コルチゾールの過剰分泌などを抑制することで、ストレスの軽減に働いてくれることが、いくつもの研究で明らかになっています。

早朝あるいは、少し涼しくなってからのウォーキング、室内で行うヨガやピラティス、ボルダリング、etc., etc…。どのような運動であっても、あまり激しいものでなければ、夏バテ予防/夏バテ解消に役だってくれます。

短い時間であっても運動することで、気分をあげ、幸福感をもたらす神経伝達物質/ホルモン他、さまざまな物質が分泌され、夏バテのさまざまな不調解消に働いてくれます。

ただし、激しい運動や炎天下(または30℃以上)での運動は避けること。日々、適度な運動を心がけましょう。
運動でストレス解消!身体と心/メンタルに効果的な運動の種類、適切な強度や継続時間

 まとめ

  • 暑い日には、深部体温が上昇しないよう体は一生懸命働き、それに伴い多くのエネルギーが消費される。また、発汗により、多くの水分やミネラルが失われる。こうしたことから、だるさ、疲労、やる気がでないなどの症状があらわれる。
  • 夏の暑さや湿度、室内外の温度差(寒暖差)、気圧の変化、体の冷やしすぎ、睡眠不足、栄養素不足などは、すべてストレス要因であり、長くつづくことで自律神経系やホルモン系のストレス応答をよび起こし、さまざまな体調不良をひき起こす。

  • 夏バテ予防/解消には:

    1  こまめな水分摂取(冷たくない水やハーブティを1時間にグラス1杯程度を)
    2  冷房の温度調整 (外気温と室内の温度差は、5℃以内に)
    3  冷やした食べ物も冷たいのみばかりを摂取しない。
    4  エネルギー源の確保とともに、ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、カリウム、抗酸化栄養素などの栄養素を意識的に確保。
    5  食事には必ず良質のタンパク質を。
    6  湯船につかる(36~38℃のぬるめの湯)。
    7  良質の睡眠を心がける。
    8  涼しい時間帯には、軽い運動を。

  • 普段から、こうしたことを心がけることで、夏バテや熱中症予防になるのはもちろん、夏バテの早期解消が可能になる。

下記の記事もご参考に!

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