ホリスティック栄養学とストレスケア

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ストレスから心を守るには、脳が要求する栄養素豊富な食生活を!

ストレスケアは食生活の見直しから

ストレスケアは食生活の見直しから

身体の不調を感じたら、自分でケアしますよね。でも、心のケアは?

心の不調を放っておくと、活動エネルギーは低下。あらゆる「気」(元気、やる気、気合、気力など) が失われ、日常生活が送れなくなることも…。

でも、「心のケア」って、どうすればいいのでしょうか?

 心も栄養不足

イライラする、気分がすぐれない、すぐに落ち込むなど、こころが疲れているな~とストレスを感じたら、まず、食生活を見直すのが早道。食生活の乱れは、身体だけでなく、心も栄養不足にしてしまうからです。

心がどこにあるのかというのは、実は難しい問題ですが、一般的には、心=脳と考えます。脳も体の一部。ほかの器官や組織とおなじように、機能やバランス維持のために栄養素が必要です。

「栄養障害の症状は、まず脳にあらわれ、その後、身

栄養素が不足すれば、脳内の働きやエネルギー代謝に必要な物質はつくれず、脳は正常な判断力や心のコントロールも失ってしまいます。

 脳は栄養素をこんなに要求している!

脳で神経細胞の新生(新しくつくられること)がスムーズにいかないと、うつ病や統合失調症になりやすいといわれます。

細胞づくりにタンパク質が必須なのは今更いうまでもありません。心を落ちつかせるセロトニンや快活にするドーパミンなどの神経伝達物質もタンパク質。脳内の代謝に必要な酵素もタンパク質。

脳にふくまれるタンパク質の量は、水分の次に多く、約20%。しかも、かなり速いスピードで入れかわっています。

タンパク質の代謝には、一緒に働くビタミン&ミネラルなども不可欠。脳の正常に機能するためには、神経細胞そのものと、65種類以上もの神経伝達物質にかかわる栄養素の両方が必要です。

ブドウ糖、アミノ酸、乳酸、核酸(DNA・RNA)、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンC、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、コリン、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム。これらが一つでも不足すれば、脳の働きは影響をうけ、心も身体も大ピンチに!

 糖質のとりすぎでイライラや気分的落ち込み

ストレスを感じたり、イライラすると、甘いものが欲しくなりますよね。私たちの感情をつかさどる「情動脳」は、エネルギーを大量につかいます。

怒ったり、悲しんだり、不安になったり、ストレスで情動脳を刺激しつづけると、甘いものや高糖質食品を食べたくなります。

甘いものを食べると、心は落ちつき、癒されます。それまで低下していた神経伝達物質のセロトニンをはじめ、幸せな気分にしてくれる快楽物質のレベルが急上昇するから。でも、またすぐ甘いものが欲しくなる…。糖だけでは、脳の本当の要求は満たされないからです。

情動脳は甘い物そのものではなく、エネルギーを多量に必要としているため、エネルギーづくりに必要な、ビタミンB群や酵素やサポーターも同時に多量に必要なのです。また、セロトニンづくりのためのトリプトファンも要求します。

欲求不満におちいっている脳は、「もっと食べろ」信号を出しつづけます。だからあなたは、また食べる。でも、砂糖などの糖質を過剰にとり続けることで、血糖値の調整に支障がでて、低血糖症状に。

イライラや不安が募り、手足のしびれがおこってくる。ストレスを感じるから、また甘いもの…悪循環ですね。このくりかえしが、パニック障害やうつを引きおこすことにもなるのです。

 ストレス時には活性酸素が大暴れ

情動脳は、凶暴な活性酸素の発生源!落ち込んだり、イライラしたり、腹を立てたり、悲しんだり…。感情の変動あるところ、かならず活性酸素が暴れ回り、通常時の何倍もの栄養素を消耗します。

たとえばビタミンCの消費量は、10倍近くはね上がるともいわれます。ただでさえ不足がちの栄養素がマイナス感情やストレスによってどんどん消耗されたら、同じ栄養素を必要とする他の器官も機能ダウン。体のあちこちに不調がでてくる羽目に…。心と身体はまさに一体なんですね。

ジャンクフードやコンビニ食、糖質中心の食事、あるいは、健康のため玄米と野菜オンリーのような食生活では、心が疲れてくるのは当然のこと。

今すぐ、食生活を見直し、良質なタンパク質をビタミン&ミネラルなどと一緒に効率よく摂ることを考えましょう。身体と心の疲れは軽減し、スリムボディも実現しやすくなります。

 腸と心はつながっている?

腸に不快な刺激が加わると、不安感が引き起こされるといわれます。たとえば、過敏性腸症候群の症状を持つ人は、普通の人より不安を感じやすいというデータがあります。

また、さまざまな疾患を抱える人の生活の質を比較した調査でも、消化管に疾患をもつ人は、ほかの疾患をもつ人よりも、メンタルヘルスの質がダントツに低いという結果がでています。腸の調子が悪いと、心に影響がでるということですね。でも、これって、あたり前。

消化器官に問題があれば、せっかくバランスのいい食事をして、栄養摂取に気をつけたところで、必要な栄養素を体内に運びこめないのですから…。良好な消化吸収のための工夫が常に必要な所以です。

心(脳)の健康は、身体の健康と直結しています。脳はほかの臓器にはない特徴をもっていますが、肉体の器官であることにかわりありません。

日々、心と身体のための栄養摂取に気をつかい、ストレスを感じるとき、感情が高ぶったときなどは、いつもより多めにビタミンB群やビタミンC、フィト栄養素などの抗酸化栄養素をとるようにしてみてください。

 まとめ

  • 他の臓器と同じように脳の機能やバランス維持のためにも栄養素が必要で、イライラや落ち込みなどは、脳にあらわれる栄養障害の症状のひとつ。
  • 脳神経細胞の新生には、多量のタンパク質とビタミン・ミネラルが必須。さらに脳を正常に機能させるために、ブドウ糖や核酸など65種類以上もの神経伝達物質にかかわる栄養素が不可欠。
  • ストレスを感じた情動脳が大量のエネルギーを欲することで甘いものを渇望し、パニック障害やうつの原因になることがある。
  • 腸に不快な刺激が加わると不安感が引き起こされるなど、腸と心は関わりが深いため、良好な消化器官/腸内環境が重要。

 

あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーで、ありますように・・。