はじめまして!
ホリスティック栄養学修士&マスターストレスニュートリショニスト、そして、一般社団法人 日本ホリスティックニュートリション協会理事長のナターシャ・スタルヒンです。
最高レベルの健康、オプティマルヘルスの喜びを、あなたに、ぜひ味わっていただきたい…。そんな思いから、この【ホリスティック 栄養&ストレスケア】ブログを書くことにしました。
今日は、第1回目なので、基本中の基本、ホリスティックって何?ということから・・。
ホリスティック栄養学って?
「ホリスティック」という言葉、あなたは、聞いたことありますか?
ホリスティックの語源といえば、「ホール(whole)」、「全体の」、「丸ごと」などの意味があります。
現代医療は人の体をパーツ、パーツで考え、身体のどこかに箇所に問題がおこれば、病巣を探して切りとったり、薬というミサイルを打ち込んだり、表にあらわれている症状を薬の力で抑えるなどの対処療法がメインになっていますよね。
これに対して、ホリスティック医療の考え方は、「ボディ」「マインド」「スピリット」を一体ととらえ、心も丸ごと視野にいれ、身体を全体的にベストの方向に導びいていくことを目指します。
ホリスティック栄養学も基本的に同じ。
あなたが最高の健康を得るため、あなたの身体にとってどのような栄養素が必要で、どのように栄養素の確保をしていくべきなのか、体全体を、細胞レベルから、精神的なことまでも含めて考えていくのが、ホリスティック栄養学です。
そして、あくまでも「人の側から」考えて栄養素の摂取を考えていきます。栄養素のみならず、ライフスタイルにまでも踏み込みます。
「普通の栄養学だって、そうでしょう?」と今、瞬間的に思いませんでしたか?
実はぜんぜん違うんですよ。
従来の栄養学というのは、基本的に食品科学。「人間の側」からではなく、「食品の側」から考える栄養学。食品に含まれるカロリーとか栄養素を中心に考えますから、食品を食べる側の状況、ストレスレベルとか、消化力とか、身体の個体差とかには注意を払う必要はないんですね。
栄養素は誰にでも同じに作用するわけではない
以前、「おもいっきりテレビ」という健康番組があったの、覚えていますか?
私は、血液栄養分析の技術をもっていたので、ときどき、この番組の裏方をつとめました。
ある時・・・
「イタリアントマトには血液をサラサラにする栄養素が多く含まれているので、普通のトマトを食べるより、血液がキレイになる」。
そんな仮定のもと番組がつくられることになりました。
被験者一人は、毎日イタリアントマトをもう一人は、毎日、普通のトマトを食べ、一週間後にどれだけ血液の状態が変化をしているかを見せる、というものでした。
スタート前に、私のところで、お二人の血液細胞の画像を撮影。
そして、1週間後・・・。
撮影スタッフも、ディレクターも真っ青!
番組の意図に反して、普通のトマトを食べていた人の血液はキレイに、イタリアントマトを食べていた方の血液は、なんと、ドロドロになってしまっていたのです!
従来の栄養学からすれば、あり得ないことでした。なんたって、イタリアントマトには血液をサラサラにする栄養素が多いはずなのですから・・。
ストレスレベル他、身体は一人一人ちがう
でも、ホリスティック栄養学的に考えると、思惑どおりの結果がでなかったのは当たり前。
食物にどれだけ素晴らしい栄養素が含まれていても、それを食べる側の体質、ストレスレベルや消化吸収能力、その他多くの要素によって、口にした栄養素が体内でうまく利用されるかどうかは違います。
私たちの体には、個体差というものがあるので食品に含まれる栄養素がすべての人に同じように作用すると考えるほうが、無理があるのです。それを、食品の側からだけとらえる栄養学では、本当の健康を手に入れることなんてできません。
私のホリスティック栄養学のクラスを受講している管理栄養士さんに質問したことがあります。「なんで、このクラス受けているの?」って。
彼女曰く、「病院に勤め、多くの患者さんに栄養指導してきたけど、結果がでない。なにか、違うのではないかと思って…」
そうなのです。まったく違うのです。
どんなに有能な栄養士さんが指導したって完璧なバランス食をつくって食べさせたって、現代栄養学をベースにしている限り健康レベルの向上は望めないのです。
そのカラクリ、次回から、じっくりお話ししていきましょうね。
まとめ
・ホリスティック栄養学は、「食品の側」からではなく、「人の側」から考える栄養学
・いくら素晴らしい栄養素が含まれていたとしても、誰にでも同じように作用するわけではない
・体質やその時の身体の状態、ストレスレベルなどにより、体内での栄養素の働きは変ってくる
あなたが、最高の健康を手にいれ、いつもハッピーで、ありますように・・。